2007年10月29日

イギリスで活躍する日本人劇団

こんにちは ロンドンからトシです。今日から、とうとうウインタータイムに入ってしまいました。時間を一時間早くしましたので、今日は、一時間得したような気持ちです。おかげで、夕方5時過ぎには、暗くなり始め、6時には、もう暗くなってしまいました。本日は雨だったということで、暗さが一段と深かったですね。これで日本との時間差は9時間になりました。これからは、クリスマスのことを考えて少しは、気持ちを明るくしないとやってられません。。(笑)

さて、今日はロンドンの劇団の紹介です。その名も「ICHIZA THEATRE : THE FACE OF JIZO」。

じつはこれ、日本人俳優たちによって結成され、ロンドンを中心に活躍する劇団一座です。2006年に結成されたこの劇団が第一作として選んだのは、井上ひさし原作の「父と暮らせば」。原爆から3年後、図書館に勤める美津江は生き残ってしまったという罪の意識にさいなまれていた。愛と幸せそして生きるということを探し求める、戦後の日本演劇を代表する作品…だそうです。

11月10日(土)まで (日曜日は休み)
20時15分 9ポンド〜13ポンド
TEL 020 7503 1646
Highbury & Islingron/Liverpool street 駅 
www.ichiza.co.uk/index.html

(※紹介内容は「ニュースダイジェスト」10月25日号より引用しました)

僕もいままでずっとイッセーオガタが、ロンドン公演にきたときはいつも見にいってましたが、日本人が異国ロンドンでがんばっているのを聞いて応援していこうと思ってます。(トシ@ロンドン)
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2005年08月29日

イギリス人が見たHIROSHIMA(広島) 〜スコットランド〜

今年は終戦60年。先日BBCでドキュメント「HIROSHIMA(広島)」の放送があった。前半はおもにアメリカ軍事会議の再現で、なぜ原爆投下をしたかという部分に迫った。日本軍が包囲されているにもかかわらず、降伏しなかったという印象をクローズアップさせていた。また、日本の軍事会議再現では、昭和天皇が戦争にかなり関与し、自分の地位を守ることを主張していた印象を受け、私が教えられてきたこととは異なるものだった。後半はおもに原爆投下、広島市民がうけた苦しみを、体験者の証言を元を再現したものだった。再現されたドラマは現実の世界と異なって、美しく描かれていた。幼い頃から何度も聞かされていた原爆の悲劇は恐ろしく、このドキュメントだけでは何が語れるだろうかと私は不満が残った。しかし、一緒に見ていた夫は、当時の痛みがつたわってきて切なくなったようだった。

さて、実際にイギリス人たちはこれをどう考えているのか?知人はどんな理由があれ、こんなことは二度とあってはいけないと強く主張。世界平和を祈る教会では、毎年原爆記念日の頃に広島、長崎のことを思って特別サービスを持つ。その反対に別のTV番組では、元イギリス兵が「同じ部屋に日本人が一人でもいたら、自分はその部屋を即座に出てゆく」と発言。私にはこのようにされた経験がある。ロンドンの地下鉄でフレンドリーに話し掛けてきたおじさんが、話をしているうちに私が日本人だとわかると、顔色を変えて「日本人とは話したくない、父が日本軍の捕虜になった」といって、それまでの態度を翻して去っていった。平成天皇夫妻渡英の際には、日章旗を燃やして半日運動を行なっていたことも覚えている。今でも当時の日本軍に対する嫌悪の気持ちが残っていることは確かだ。8月20日はVJ-day(Victory of Japan)として対日本への勝利を祝う日になっている。日本人としては少し肩身の狭い思いがする日だ。

放送では、アメリカ軍の一部は原爆の威力を知らずに投下したことに反省し、後で悲惨を知り後悔する人もいた。しかし、この放送の印象からすると、アメリカ軍は正義感を持って原爆投下を決断している。しかも、この悲劇はアメリカが起こしたのではなく、日本の軍事がそれをさせたという当時の軍事官の意見があり、怒りを覚えた。アメリカは本当に正義を訴えたかったら、罪のない人たちに原爆を及ぼすのではなく、他の手段を選ぶべきだ。特に広島への投下後、日本が降伏しなかったからと、たった二日後に長崎に投下していることには、憤慨する。もっとも大事なことは、なぜアメリカ軍が原爆を使用したかという軍事的なことではなく、この原爆で罪のない数知れない多くの命が奪われたこと、たとえ生き長らえたとしても後遺症を抱え苦しむ人たちが多くいること。60年たった今でさえ、この悪夢に涙なくしては語れない人たちがいるということ。もっとこれらの悲劇を中心に反原爆を訴えてほしかった。アメリカ軍が悲劇を巻き起こした弁解の余地はないはずだ。(あき@スコットランド)
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2005年07月13日

スコットランドからみたロンドンテロ 〜イギリス〜

スコットランドではG8を向かえ、何かと騒がしい日々を送っていた。ロンドンテロの数日前にはエディンバラ市内で反G8デモが大きく行なわれた。警官がかなり動員され、デモ翌日のエディンバラ市内は警官であふれていた。イギリス国内の注目をそちらに向けておいてのロンドンでのテロ。誰もがこの時に起こるとは予測もされていなかった。

テロに対してロンドン市民が冷静であれば、なおさらロンドンから離れたスコットランドではもっと冷静。こちらから、「ロンドンは大変なことになったわね」と話さない限り、話題に上ってこない。「ロンドンには友達がたくさんいるんでしょう?大丈夫?」と心配してくれた人もいたが、なんとなくよそ事のように聞こえる。実は私自身も軽薄ながら、自分がロンドンに住んでいるときに起こらなくて良かったなどと思っている。それでも、よく利用していた地下鉄やバスでこんなことが起こったと思えば、ぞっとしている。

イギリスはIRAのテロをはじめとする(IRAは今後テロを起こさないと発表している)テロを多く経験している国。国民たちはこういうことが起こっても、大変なこととは思っているが、大きくパニックにはなっていない。もちろん、これが被害にあっていればまた別なのだろうが・・・。歴史を紐解いても、彼らは戦いを続けてきた。時には侵略され、時には奪い。長年鎖国をしてきた保守的な日本とは異なった文化をもっている。今、これを騒いでもどうしようもならない、といった考えをもっているように印象をうける。。(あき@スコットランド)
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2005年07月09日

ロンドン同時多発テロ続報2 〜イギリス〜

こちらでは金曜の帰宅ラッシュの時間になりました。次第に被害の全容が明らかになってきたようです。でもまだ49人の生存が確認されていないとのこと。爆破されたバスの乗客は13人の死者が確認済みのようです。

地下鉄は多くが開通していますが、District LineのHIgh Street KensigntonとEdgeware Road間はいまでも運行停止中。一番被害が多かったといわれるKing'S Cross駅のPiccadilly Lineの爆弾でやられた場所では、まだ20人くらいのBodyがそのまま残された状態であるようです。King's Crossの駅には行方不明者たちの家族がぞくぞく訪れ、友達や家族の写真を掲示して本人を探しているようです。BBCニュース等ではメールで行方不明の人たちの名前を流し、ひたすら連絡を待っています。尼崎の電車事故を彷彿とさせます。

でも、印象深かったのは、事故直後の状況を写した映像を見ても、ロンドンっ子は事故直後にもかかわらず整然としていたこと。電車から逃げる人たちもきちんと列を作って騒がず歩いていたのが印象的です。ニューヨークテロで市民がパニックだったことを思い出すと、大きな違いですね。

幸いにも、日本人の犠牲者がいたという発表はまだありません。こちらに関係ある留学関係の生徒さんや関係者も全員の所在が確認されホッとしています。(とし@ロンドン)
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2005年07月08日

ロンドン同時多発テロ続報 〜イギリス〜

先のレポートで死者数についても触れましたが、最新の警察発表によると、現在までにわかっているのが、死者が50人以上、22人が重体、700人以上が負傷とのこと。

また、バスの爆発が自爆テロによるものかどうかが注目を集めていますが、その爆発が自爆テロによるものかどうかは、まだわかっていないようです。あ、それとチャールズ皇太子がテロ負傷者の方々を見舞うために病院を訪問したそうです。……って、そんなことどうでもいいですか?(トシ@ロンドン)
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同時多発テロ後、今朝のロンドン 〜イギリス〜

昨日起こったロンドンの同時多発テロはロンドン市民にとっても衝撃的なものでした。テロ後、市内の地下鉄は終日すべてストップ。道路も閉鎖され、交通機関が完全にマヒ。現在までに死者30人以上、負傷者700人以上と報道されています。

現在、こちらは一夜経った翌朝なのですが、朝からテレビなどのメディアはテロ報道一色です。しかし、印象的なのは、極めて平静を装う政府の姿。ブレア首相は何事もなかったかのようにG8に出席し、これといった特別な声明なども発表されていません。「テロなど些細なこと。そんなことぐらいでイギリスは驚かないぞ!」というポーズなのでしょうか? 地下鉄も一部区間を残して復旧し、道路も思ったより平常に近くなっています。市内の一部を除いては完全に平常に戻ったといえるでしょう。

しかし、爆弾を体につけた自爆テロの姿は衝撃的で、ロンドンっ子も当分は公共交通機関に乗ることに抵抗感がある日々が続きそうです。アメリカに同調姿勢をとり続けるブレア政権の支持率もどうなるのか興味があるところです。(トシ@ロンドン)
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2005年06月03日

治療までに一年もかかる歯科事情 〜スコットランド〜

以前、アメリカからのレポートで歯医者や医療のことがあった。今回はイギリスの歯医者事情。特にスコットランドの歯医者事情はひどい。このあたりには歯医者は3軒ある。プライベートが2件、HNSが一軒(※イギリスの医療はNHS“国民ヘルスサービス”とプライベートに分けられる。NHSは医療は無料。歯科は低額の治療費が必要)。

しかし、私はここで歯科医にかかったことがない。かかりたいのだが、信用できそうな歯科医がないので躊躇しているのだ。ロンドンにいたときにはポーランド人歯科医にかかっていた。プライベートだったので治療費がしっかり取られたが、日本人のプライベートと比べるとかなり安かった。しかも腕が良いので、私は気に入っていた。

ところが、このスコットランドの小さな町では腕利きの歯医者はいない。旦那は数年前から歯痛に悩まされ、ピーブルズに移り住んできてすぐにプライベートの歯医者にかかった。時代はいつ?といったような古めかしい治療室に古い器具で治療をする。プライベートなのでしっかり治療費も取る。とにかく痛いので治療をしてもらって、詰め物をしてもらい、そのままエディンバラ行きのバスに乗った。ところが、バスの中で詰め物はとれ、痛みがはしり、エディンバラの緊急歯科医で抜歯してもらった。本来はエディンバラ住人しか診てもらえないのだが、そこを何とか診てもらってのことだ。

それ以来、そのプライベートの歯科医には通っていない。しかし、他の歯にも問題が出てきて、今度はNHSにかかることにした。通常、町医者も同じだが、イギリスではまず医師に登録をしなければならない。旦那がNHSの歯科医に行ったら、登録まで4ヶ月待ちといわれ、とりあえずウエィティングリストに載せてもらった。ところが半年経っても何も言って来ない。待ちくたびれて、どうなっているのかと問い合わせたら、まだ登録の順番がこないということ。結局、登録まで1年半待った。その間に自分でクローブオイル(こんじすいのような匂いがして歯痛に効く)と薬局で買ってきた詰め物で自分で仮治療し、エディンバラの緊急歯科医に何とか取り入ってほかに2本抜歯してもらった。

1年半待って、とうとうNHSに登録ができた。今度は診察してもらうための予約だ。登録して1か月後要約初めての予約が取れた。ところが、予約時間が誤って伝えられ、その時間と信じて行ったところ、予約されていた時間と違うので診てもらえずに予約の取り直しになった。それが翌日とか、翌週とかだったらまだしも、またしても1ヵ月後。こんなそんなでまだ診察を受けられずにいる。治療が始まるのは診察を受けてさらに先。一体いつになったらすっきりとするのだろうかとおもう。日本の迅速な歯科医が懐かしい。(あき@スコットランド)

●関連ブログ
歯槽膿漏だったのか・・・-_-;(アロマセラピスト@デイケアホスピスのこらこらコラム)

i don't trust.....(チアーズ☆イングランド)
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2005年05月17日

総選挙の結果(その2) 〜イギリス〜

イギリスでの総選挙が終わりましたが、大変興味深く見ていました。結果としては南(いわゆるイングランド)が保守党、中部(マンチェスターなど)が労働党、そして東のコーンウォールや北のスコットランドで共和党(リベラル・デモクラッツ)が票を集めていました。おもしろい・・。党と地方のイメージがだぶっているように思えます。

保守党はイメージとして「中流〜金持ち層、知識層の、保守的な」党で労働党は「元気な労働者階級」、リベラルは「そのまんなかへん」といったかんじです。あくまでも個人的なイメージですが(笑)

私の住むポーツマスは南にもかかわらず、保守党ではなく、しかも労働者階級が多いのに労働党でもなく、共和党が席を確保しました。意外!

イギリス選挙のよいところは、選挙CARがないこと!! これは静かですばらしいです。日本も廃止にするべきだと思う。あと、投票率はよくなかったようですね。30%を切っていました。投票しても無駄、という風潮は日本と似ているかも…。わたしの周りのイギリス人は結構ちゃんと参加していて、彼らは主に移民問題(避難民の起こすトラブルが多い/外国人が多すぎて自国のアイデンティ
ティーが心配)、それから病院の衛生問題、税金、教育などが気になっていたようです。イラク戦争の件は「それも影響はあるけど、現在の地元の問題が先」といったところです。

今回は労働党がぎりぎりで勝ったのですが、まあ予想通りかなあ。保守党の打ち出した移民制限などは魅力的だけど、過去の保守党時代の経済悪・税金の高さなどを思い出すと、ちょっと戻るのも怖い、といったところでしょうか。今後はブレア首相の舵取りが興味ぶかいです。戦争を違法に開始した責任をとって退職するべきだ、という声も高いし。あとはユーロへの参加をしようとしたら、まず国民がだまってないでしょう。

うーん。次回の選挙はどうなるかな?楽しみです。(はな@ポーツマス)

●関連ブログ 
2005-05-11 選挙(英国日記(My British Life))

休息モード。(NEMONOSHIMA FROM LONDON)
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2005年05月13日

総選挙が終了 〜イギリス〜

日本ではアメリカ選挙ほど話題にはなっていないようだが、イギリスでも総選挙が終わった。結果は労働党がなんとか議席を確保して、ブレアの3期目続投に決まった。勝ったといってもまさにギリギリで、アメリカの大統領選挙のように、世論はまっ二つに割れていたといってもいいだろう。

日本の選挙と違い、ポスター掲示板や宣伝カー、街頭演説といった日本人にはおなじみの光景も市内ではあまり見かけない、いたって静かなムードの中で選挙が終わった。ただ、テレビとか地方集会では市民と直接に政治の問題を正面きって討論しあうので、立候補者もきちんと自分のポリシーをもっていないと国民からそっぽを向かれてしまう。その辺は日本の選挙と較べて真剣勝負という緊迫感はある。。。

昔日本で立候補した政治家が、街頭演説をやっていたときに、白い手袋をして名前を書いたたすきをかけて「私を男にしてください!!お願いします!!」と怒鳴っていたのを思い出し、これだから日本の政治はダメなんだと痛感させられた。

今期は、NHSの病院の問題、大量の移民のイギリスへの流入の問題、カウンセルタっクスの問題とたくさんありすぎるが早くイラクの方の問題はかたずけて、イギリス国内の問題に専念してもらいたいものである。(とし@ロンドン)

●関連ブログ
イギリス総選挙とイラク戦争(音楽友に、今日も安眠)

知らない間に、(即断即決。)
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2005年04月21日

日本人がイギリスで働く方法 〜イギリス〜

最近、日本の学生からの問い合わせで、イギリスで働きたいという方が増えてきました。

じつは日本人がイギリスで働くことは簡単ではありません。英語の問題をクリアーしている人もいるが、一番の問題は、労働許可証をとって入国しないといけないことです。今はなかなか簡単に労働許可証はとれません。

まず、日本の4年生大学を出ていなければならなく、基本的には、こちらで働きたいと業種に関係のある勉強をしていることがベター、あとこちらで働きたいという業種ですでに日本で3年以上働いていることが必要。

労働許可の申請時に、大学の卒業証の英文、または、最後に働いていた会社の詳細、どれだけ働いていたかも英文で提出しないといけません。今のところ、看護婦(こちらの英国看護免許をもっていないとだめですが。。)、コンピュタ−関係(IT、ネットワークなどのスペシャリスト)日本食の板前はイギリスでも人材が不足しているので結構とりやすいと聞いています。。

イギリスで働くことは不可能ではありませんが、自分がやりたい業種と、労働許可証が取りやすい業種とは違うのでそこをよく考えて進めば、可能といえるでしょう。もちろん結婚などで永住ビザが下りれば別ですが。。。(とし@ロンドン)

●関連ブログ ビザ更新(でんこ@ろんどん)
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2005年04月09日

3月にある母の日 〜イギリス〜

母の日といえば日本では5月の第2日曜がお決まり。ところが、イギリスの母の日は3月にある。しかも、第2日曜日とか第3日曜日とか決まっていない。今年は第1日曜日の3月6日が母の日だった。何で、変動するの?覚えにくいではないかと思っていたところ、これはキリスト教の暦によるらしい。

キリスト教ではキリストの復活日前の46日をレント(受難節)と呼んでいる。その間に日曜日が6度あって、レント4、すなわち4回目の日曜日が母の日になる。なぜかというと、歴史はローマ時代にさかのぼる。ローマがキリスト教に回教して、人々が伝道活動に世界に散らばっていった。しかし、この時期になるとローマに呼び寄せて修行を行なっていた。つまり母国に戻るというところから始まる。

イギリスでは産業革命の時代に自分の故郷を離れて働いていた人たちに休暇を与え、故郷に帰らせるという習慣ができた。人々は野の花を摘んで母に持ち帰ったという。それが母の日となった。キリストの復活日(イースター)はクリスマスと異なり、毎年日にちが変わる。当然、レントの日も変わってくるので、母の日も第1週目になったり2週目になったりするわけだ。

さて、この母の日どう祝うかといえば、やはり母の日カードと花を贈る。レストランでは母の日メニューが出て、毎月何か催しがあるといった感じだ。私は我が子がもう少し大きくなって、肩もみ券を365枚くれれば良いのになーと思っている。(あき@スコットランド)

●関連ブログ 母の日(イギリス生活記)
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2005年03月11日

ポーツマスってどんな町? 〜イギリス〜

初めまして。イギリス在住レポーターの「はな」です。今回から地元民ならではの情報をお届けしたいと思います。

さて、地元民といえば、ポーツマスにはPompy(ポンピ―)という愛称があります。意味はポーツマス・ポーツマスッ子・ポーツマスサッカーチーム(&ファン)。「おいら江戸ッ子だい!」みたいなノリですかね(笑)

サッカーの試合の日はファンが喉も裂けよとばかりに大声で「play up Pompy〜♪ Pompy play up〜♪」と歌います。メロディーは学校のチャイムです。なぜだ??なぜチャイム??わかりません。ファンはこれを「ポンピ―チャイム」と呼んでいます。ポーツマスにお越しの際は、地元ッ子気分で口ずさんでみてください。

さて、皆さん、ポーツマスというと「ああ、ポーツマス条約の町でしょう」といいますが、これは実はアメリカのポーツマスです。わたしも移住するまで知らなかった・・。イギリス人の主人に聞いたら「え?何その条約?」といわれました。何って・・何の条約だっけ・・?と、説明できなかった私(笑)。

イギリスのポーツマスは海軍基地が有名で、いざ戦争がおこると戦艦がドーンと出発します。旗を振って見送るポンピ―。そして帰還の際には甲板に水兵さんたちがずらりと並び敬礼。泣きながら「お父ちゃん!おかえり〜!」「スティーブン!マイ・ダーリン!」などと、また旗を振るポンピ―。第2次世界大戦あたりの写真そのままです。すごい。

メインの観光名所は海軍博物館で、基地と隣り合わせになっています。屋外に中世の古い軍艦などが展示されています。船なんて・・というかたでも、ぶらぶら散歩するといいです。敷地内を散歩するぶんには無料!近くにはおしゃれなショッピングセンター「ガンウォーフキーズ」があるので、散歩のあとはここのカフェでお茶&ショッピング!夏ならビーチに出て泳ぐ!(ビーチといっても砂じゃない。小石ビーチだ)

まあ、ポーツマスはこんな感じの町です。ただの変な町じゃん、といわれそうですが、住むとその魅力にハマッてしまいます。私だけか?(笑) 大学もあるから国際的だし、留学してみっちり勉強するのにもいいですよー。是非お越しくださいませ♪(はな@ポーツマス)
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2005年03月04日

どうする?冬の洗濯物 ~スコットランド~

スコットランドも2月上旬はなかなかの好天に恵まれた。にもかかわらず、後半からは一気に雪、雪、雪。周りが山に囲まれているせいか、スキーのゲレンデにいるような気分になった。どうもスコティッシュたちは、クリスマスに雪が積もるのは嬉しいが、春に向かってゆく2月にこんなドカ雪になるのは許せないらしい。

とはいえ、この天気。主婦として一番の悩みは洗濯物。冬の間は外に干したことがない。乾燥機は必需品。我が家も乾燥機つきの洗濯機だが、それを使ってもちゃんと乾かない上に、乾燥機独特のにおいがするのであまり使ったことがない。しょうがないので家の中に干している。たいていは、みんな最後はアイロンで乾かしている。日本ではアイロンはしわを伸ばす機械だが、ここでは乾燥のためだ。ところが、ここはさすがスコットランド。特に隣のおばちゃんは男3人の子供を持つ肝っ玉母さん。冬でも雨が降ろうが雪が降ろうが、はたまた槍が降ろうが、洗濯物は外で干す。想像してみてください。スキーゲレンデに洗濯物。乾くと思いますか?ひどいときなんぞ、洗濯物に雪が積もっている。しかも、彼女は次の洗濯物が仕上がるまで干しているので、夜通し洗濯物を外で干しっぱなしにしている。

ある日、勇気を出しておばちゃんに聞いてみた。「洗濯物乾くの?雨降っていても干しているけれど」と。「雨でも外で干しているほうが家の中より乾くのよ。私、アイロン嫌いなのよ。男が4人もいるからね、毎日洗濯の山よ。毎日洗濯はしないとね。」とスコティシュ訛りで答えが返ってきた。私もアイロン嫌いだから、家の中でヒーターの前に干しているのだが・・・。冬なんぞ、天気の良い日でさえも、外に干した洗濯物は乾いたためしがない。それだけでなく、干していると手がかじかんで動かなくなってくる。気温がまだまだ低い。それを、雨でも雪でも外のほうが乾くというのがわからない。

今日は朝から日がさしていた。洗濯を終えて外に干そうか中に干そうかと悩んで庭に出てゆくと、ポツリポツリとみぞれが降り出した。今日は中に干そうと。と私の決断。しかし、みぞれまじりの中、今日も元気に隣のおばちゃんは元気に外に洗濯物を干していた。イヤー、頭が下がります。(あき@スコットランド)
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2005年02月21日

融通の利かない交通取締り屋 〜イギリス〜

イギリスの町を歩いていると、昼間に必ず見かける人たちがいる。黒の制服を着て帽子を被り、その帽子の鍔の上の辺りには縞々模様がついている。一見、警察のようにみえるが、彼らは決して泥棒や強盗事件の現場には現れない。そう、彼らこそ”Traffic warden”である。

いわゆる、路中駐車の取り締まりの切符を切る人たちであるが、とにかく職務に忠実で決して規制を破らないのが特徴である。そういう響きにすれば、かっこよく聞こえるが、私が思うに、おそらく点数制になっていてノルマ以上の成績がそのまま月給に響いてくるのであろう。そうでなければ、あのイギリス人がそこまで細かいことに気にするとは考えられないのである。

さて、どこまで彼らが細かく人間味がないのか説明しよう。

証言者A)ある日、車を道路脇の駐車場に停めようとしたのだが、その前の2台が互いにぎりぎりに停めていたため、出る際に大変だろう思い、あえて少しスペースを空けて駐車しておいた。その場所は道路に駐車スペースが書かれていたが、気持ちはみ出してしまったという。さて、買い物から帰ってくると、”Traffic warden”が早速切符を切っていたので、彼に状況を説明すると、「切ってしまったので文句があればここに連絡してくれ」と電話番号だけ渡され、彼は消えていったとか。

証言者B)ある日、車を道路脇の駐車場に停めて、近くにある駐車切符を買って車のフロントガラスに置いておいた。そして、買い物から帰ってくると、”Traffic warden”が早速切符を切っていたので、彼になぜ違反なのか尋ねると、「君の切符は反対車線の路上駐車専用の切符だ」とあっさり答えて切符を切って、「切ってしまったので文句があればここに連絡してくれ」と電話番号だけ渡され、彼は消えていったとか。

証言者C)ある日、車を道路脇の駐車場に停めて、近くにある駐車切符を買ったのだが、おつりで出てくるはずの2ポンドが返ってこない。近くにいた”Traffic warden”に事情を説明すると、「文句があればここに連絡してくれ」と電話番号だけ渡され、彼は消えていったとか。

さて、この3つの証言のうち、誰のものが覆ったのでしょう。日本ならば、行列のできる相談事務所みたく、アドバイスをもらえるのであろうが、ここイギリスはここのルールがある。この国は、文句があれば電話で問い合わせるよりも、手紙のほうが効果的でそれが普通とされている。

そのため、この3証言者も早速手紙を書き、向こうの判断を待つことにした。数日後、3人のもとに手紙が届いたのだが、Cさんのみ2ポンドのチェックが返ってきて、他の2人には何日までに40ポンドの罰金を支払うようにと通達があった。これを破った場合、つまり支払わなかった場合は1週間ごとに値段が倍になっていく。だから、素直に支払った方が利口なのかもしれない。

勝利をおさめたCさんであったが、何か満足な様子ではなかった。なぜなら、その2ポンド(日本円にして400円)ばかりを銀行の窓口で受け取るのが恥ずかしいというのだ。確かに、それはいえるかもしれない。ただでさえ、行列ができる銀行の窓口で時間をかけて、さらにたった400円というのは随分お粗末な話である。

まぁ、とにもかくにも、”Traffic warden”は融通がきかないのである。(ヘッジホッグ@ロンドン)

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ロンドンドライブ事情(My sweet days in London)

”路上駐車OK”の陰に潜む罠(Los Angeles 生活)
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2005年02月19日

イギリスのバレンタインデー 〜スコットランド〜

日本では恒例のごとく、バレンタインは義理チョコの山を抱えて配った女性、もらって食べるのに苦労した男性が多かったのでしょうか。日本での習慣が染み付いているのか、私はバレンタインといえばなんとなくチョコレートを買わないと気がすまない。今年は外食に行くのをあきらめたので、食事のデザートに結局はチョコレートケーキを買った。イギリスではもちろん義理チョコといった習慣はない。女性から男性に愛の告白をするといったこともない。どちらかといえば、カップルの日といった感じで花束やプレゼント、愛のメッセージをおくる。

イギリスでバレンタインに儲かる店と言えば、チョコレート屋やギフトショップの前に、まずは花屋。真っ赤なバラが一番人気。花束にすると結構値がはるが、年に一度のこと。次に儲かりそうなのはカード屋。なんでもカードを贈る習慣のあるイギリスでは、バレンタインもカードで愛を伝える。だからカードは多種多様。そして、なんといってもレストランはかきいれどき。予約をしていないと席がないといっても過言ではない。バレンタイン・メニューはそれぞれ趣向を凝らした特別メニュー。

もちろんスーパーやお菓子屋では、バレンタインのプレゼント用のチョコレートも売り出されて入るが、これらは多くのチョイスのうちのひとつ。日本では甘いもの嫌いの男性が苦労をしてチョコレートをさばくけれど、イギリス男性は結構チョコレート好きが多いので、義理チョコなんて習慣になれば、本当に喜びそうですが・・・。

それにしても、毎月のように何かイベントがあって、出費や飲む機会を増やしてくれるのは困ったものだ。次は母の日(イギリスでは3月)、そしてイースターか?


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2005年02月14日

気持ち悪い…けど美味しいキジ 〜イギリス〜

キジといえば桃太郎の吉備団子に見せられて鬼退治に行ったお付を思い出すのだが、スコットランドではキジがたくさん生息している。はじめてみたときは「鶏が飛んでる?!」と馬鹿なことを言って笑われたが、キジとは知らない私には鶏に見えた。車を運転していると、交通事故死したキジ、ウサギ、リスなどの野生動物をよく見るが、あんまり気持ちの良いものではない。テレビの料理番組で、料理人が交通事故死したリスを料理しているのに魅せられた馬鹿な旦那は、自分はリスやウサギは食べる気はしないが、キジなら料理すると言い出した。確かにレストランに行けばキジのメニューはあるが、道路で死んでいるキジを拾って食うか?と冗談半分で話を聞いていたら、ある日、本当にキジを拾ってきた。

メスのキジで傷跡一つない。たいていは後からくる車に何度もひかれたり、時間がたっていたらカラスの餌になったりするのだが、頭を撃って死んだばかりなのだろう。「病死したものや、ひかれて汚いものは食べないけれど、これは食べられる」という旦那を相手に、私は絶対に食べないと言い張った。

吊り下げて血抜きをしないと料理できないと反対する私に、反抗するかのように拾ってきた日に早速料理。私と子供は2階に避難して、その様子を見ていない。なんせ、羽をむしりとって血抜きをして、臓物を取り出してなんていうところを見たら寒気がしそう。旦那は理科の解剖実験のように、「羽は簡単に取れる」「胃から種が出てきた」「おしっこが尿管にたまっていた」とか、台所から教えてくれた。そして料理肉になったところを見たら、チキンが少し赤いといった感じで、まともな肉には見えたが、私はそれでも食べないと主張。

ところがオーブンで1時間ほど焼いてこんがりとしてくると、いい風味がしてきた。あんなに食べないといっていたのに、おなかもすいていたので結局食べた。肉はチキンより脂肪がない分少し硬め。悪い味ではなかった。それでも、あの死んでいた姿を見ている分、とても心からおいしいとはいえなかった。当の本人は上出来と大得意。しかも、料理を楽しんだだけでなく、むしりとった羽根は部分部分に小分けして、フライフィッシングのフライを作るのに使うと大事にとっている。

ここから旦那の武勇段が始まって、人にこのことを話すと、羽根をむしりとってキジを料理している主婦が多い。やっぱり1週間は吊り下げないと、肉がまろやかになってこないらしい。肉だけ食べないで、骨はスープにするのよと教えてくれる人もいる。また、翌々日には狩猟されたキジを一度に2羽(オスメス)をもくれる人もいた。台所につるしておくのはいやなので、早速取り掛かってもらった。

さばくのは旦那の役目だったが、今回は料理してみた。前回は肉が硬かったので、強火でぱっと料理できる方法と、から揚げにしてみた。粒マスタード、ガーリック、ハーブ、レモン、料理酒にマリネして、フライにする前に粉をふって、さっと揚げる。なかなかおいしい。しかし、やはりあの姿を見ていると、正直なところ、心からおいしいとはどうもいえない。

台所はいまだに生臭いように感じるし、掃除機をかけてもかけても羽毛がどこからか出てくる。冷凍庫には丸ごとのキジとスープ用の骨が残っている。もう充分といった感じ。私は当分の間は食べる気がしなし、見たくもない。あんなに上機嫌だった旦那も3日間でキジ3羽と、魚1匹をさばいて(実はキジを拾ってきた翌日、彼は釣りでマスを釣った)もうこりごりだといっている。実はそれを聞いてちょっと安心している。ヘビーなものではなく、たまにはあっさりと和食を食べたいものだ。(あき@スコットランド)

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料理は愛情。キジもまた美味し。(屋久島での田舎暮らし)
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2005年02月01日

一度は食べたい名物「ハギス」 〜スコットランド〜

スコットランドはイギリスの中でももっとも自分たちの文化をもっている国、いまだにイングランドからの独立を願っている。そのため、スコットランドでしかない行事や休日がたくさんある。1月25日はバーンズ・ナイトというスコットランド文化の日。これは詩人ローバート・バーンズの誕生日。彼はスコットランドの独立と自由を願い、もっとも親しまれ愛された詩人でスコットランドの誇りであった。この夜はバーンズをしのんで彼の詩を声高らかに歌い上げる、と思いきや、そういう文化も残っているが、実は今ではハギスを食べる日として知られている。スーパーマーケットではハギスのコーナーが拡張され、レストランでは1月25日前後にはバーンズ・ディナーとしてハギスの特別メニューが用意されているほど。また、文化を守り詩を高らかに読むイベントでも、ハギスの食事つきというものが結構ある。どうもメインはハギスらしい。

さて、このハギスという食べ物。初めて聞く方も多いかと思うがスコットランド名物。何かというと羊の臓物。心臓、肺などをミンチして味付けしたようなもの。これを聞くと食欲が激減されるでしょう。好んで食べようと思わないかもしれないが、機会があればぜひ食してほしい。思ったよりずっとおいしい。このミンチ肉はソーセージの皮のような丸い袋に入っている。これを袋ごと沸騰したお湯の中で30分から40分ほど良く温めて、お湯から取り出したら袋を割ってスコッチウイスキーを少し混ぜる。そしてマッシュポテト、にんじん、パースニップ、ブロッコリーなどの温野菜と一緒に食べる。これが一般的な食べ方。臭みがあるかと思いきやほとんど感じられず、ビーフのミンチを少し重くした感じだ。一番最初に食べたときはコロッケにミンチの代わりに入れたらあいそうと思ったほど。

私がそう思ったのと同じく、バリエーションはいろいろある。シュウマイのような皮に包んで揚げるとか、ベイクドポテトにハギス和えとか・・・。私のお気に入りはハギスパイ、レッドカラントソース添え。義理の姉からのレシピ。さすがスコティッシュ。熱く暖めたハギスをパイ皮に包んでさらにオーブンで焼く。ダブルクリームとブラックカラントでソースを作り、こんがりと焼けたパイの上にかける。クリームのマイルドさとレッドカラントのサワーな感じが、ちょっと重たいハギスに良くあう。もちろん、ポテト、にんじんなどのマッシュと、ビートルートやレッドキャベツ(日本で言えば漬物のようなもの)を一緒に食べる。少しは食欲がわいてきたでしょうか?

スコットランドの名物といっても、スコティッシュたちも頻繁に食べるわけではない。こんなときに思い出したように食べる。日本でいえば節分にいわしを頭からかぶり、太巻きのお寿司を丸ごとかぶるといったような行事とよく似たものでしょうか?いずれにしても、独自の文化を後々に残していってほしいものです。私も食べ物のレシピより、少しはバーンズの詩ぐらい勉強しましょうか???(あき@スコットランド)

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スコットランド風 大晦日??(デジデジ日記)
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2005年01月24日

ロンドンでレストランを出す 〜イギリス〜

ロンドンにいると、世界中の食べ物にお目にかかることができる。特に、ここ数年はアジアの影響が大きいようで日本食をはじめ、中華、韓国料理と幅広く市場に出回っている。

この間、何十年も前にロンドンの某ホテルに備え付けのレストランを任されていた人にお会いして、ロンドンのレストラン事情をいろいろ話をする機会があった。彼は現在、日本への貿易商を自分自身で持っているのだが、レストランのようなお店を持つことがこの国ではいかに大変だったかと懇々と話してみえた。

まずは、物件である。この物件は火のものを使ってはいけないとかが、細かく不動産屋のショーウィンドウの写真つき物件掲示板には書かれているという。これをクリアしていない物件で、ガスコンロは使うことができないため、レストランを開くときには注意が必要となる。また、日本食といえばお酒やビールがつき物と思うように、お客はお酒類を欲しがるし、お店側は儲けが大きいお酒類を売りたがる。

しかしながら、日本同様お酒専用のライセンス(許可書)が必要になり、それがない店舗ではお酒を置くことは当然禁止されているのである。だから、玄関口に必ずライセンスがある掲示がしてあるものである。街でみかけるニュースエージェントでも、お酒のライセンスがあるお店は”Off Licence”と店の前に張られている。

その他に、当然ながら食品衛生の免許も必要とされるのであるという。しかし、この3点を全てクリアするのはかなりの時間が要するため、話によると予めライセンスを持っている人の名前を使ってそのお店に名前のみ所属させたり、火が使えないのであればガスでなく電気の熱でだって調理はできるので、電気コンロで料理をするレストランもあるのだという。

それだけの思いでお店を持っても、うまく軌道に乗ることができなかったお店は数たくさんあるわけであって、いくら現金商売とはいえお店を構えるのは容易なことではない。むしろ、私の勤め先に毎朝やって来るバケットサンドイッチを売る親父の方が賢いのかもしれない。

彼は、中古の救急車を色も変えず、内装のみ改造して、いろいろなバケットやサンドイッチ、ドーナッツとドリンクを売っているのだが、一個あたりだいたい1.2ポンド(240円)という格安で販売している。私の大好物は、ベーコンとエッグ(目玉焼き)を炒めて、バケットに挟んでケチャップとマスタードをかけたものである。

しかし、この親父の賢いところは、早朝スタートして、すでに決められたご近所の会社で20分ペースで売りさばき、次の会社へ向かい昼すぎには終了するという、無駄足を踏まず、近隣のためガソリン代を使わず、安い仕入れで大量に労働者に売りさばくという具合である。すでに彼には釣堀が決まっていて、私は彼にとっての一匹の魚に過ぎないのであろう。

そんなに儲けがなさそうだが、実は、彼のお家は何度が見たことがあるが、あの商売でよくこの家にと思うほどの家に住んでいる。家賃なしと釣堀があるというのが、この親父の懐が暖かい大きな理由なのかもしれない。とにかく、お店を出すまでも出してからも大変なのである。(とし@ロンドン)
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2005年01月14日

イギリス豪雨続報! 〜イギリス〜

先日スコットランドからのレポートがありましたが、今、スコットランドと北イングランドではかつてない大雨に襲われています。ちょうど日本で台風が来たようなカンジです。いま、北イングランドでボランティア(CECボランティアホリデー)をしている方からメッセージが届きましたのでその一部抜粋です。

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おはようございます。今日は久しぶりの曇りです。雨が降っていないだけで嬉しい!!
Windermereの辺りは洪水はありませんでしたが停電がひどかったみたいです。僕の住んでいる所は一日だけだったけど でも停電が直ったらすぐに水が止まった... イギリスらしくて笑えました。水も丸一日止まってましたが今は直っています。大雨の当日staffが誰も来ないのが一番困りました。その日の朝働いていたのが日本人2人とアフリカ人4人あと夜勤のおばちゃん3人だけです。日本人とアフリカ人は施設の横に住んでいるので、朝働いていたのは大雨が降る前から丘の上にいた人たちだけ...今考えれば丘の上に閉じ込められてたみたいですね。

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地震に津波に台風に大雨、、、地球の将来が本気で心配になりますね。(とし@ロンドン)

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モスクワのみならず、異常気象、世界的に炸裂か!!(ロシア天井桟敷)

ヨーロッパとアメリカ西海岸(湘南お天気相談所)
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2005年01月12日

冬の洪水におびえる日々inスコットランド 〜イギリス〜

年末年始と雪が積もり、その後気温の上昇とともに、雨でうっとおしい日々が続いているスコットランド。新年早々鬱をさそう。私の住むスコティッシュ・ボーダーズは東西にツィード川と呼ばれる川が横たわり、虹鱒、鮭釣りのメッカとなっている。現在は冬で釣りは禁止されているが、普段は釣り人が点在し、また自然散歩道として人々の憩いの場になっている。

ところが、この雨続きで川の水量は増すばかり。そして、とうとう8日未然には決壊した。カードローナ村唯一のゴージャスホテル、マクドナルドホテルが誇るリバーサイドのゴルフコースは水面下に。水がものすごい勢いで流れ出て、これが道を越えると民家にまで被害が及びそうになっている。このような状況になっていることも知らずに、買い物に出かけようとした私。橋までやってきて、この状況に驚き興奮し、カメラをとりに家に引き返した。どこまでが川で、どこが道で、どこがゴルフ場かわからない。危うくば、足をとられたら流されてしまいそう。津波もすごいが、この状況も危険と思いつつ好奇心旺盛で写真をとりまくった。(私のような人は何人もいた。)そして、満足して買い物の途へついた。

いつもなら、大きな街まで30分、川沿いの眺めの良い道路をドライブするのだが、隣の村までの3マイルの間、すでに川が氾濫し水が道路に溢れ出ている箇所が数箇所あり、すでに水面下になっている牧場あり、水の中にポツリと建つ家々あり、事態の深刻さに気がついた。帰りは道路閉鎖になる恐れがあるかも。そうなれば帰ってくる方法はない。隣村は橋がすでに水面下になっているため、自主通行止めとなっていた。とりあえず引き返し、それでも食料を買わないといけなかったので、一番近くの街で買い物をすることにした。一番近くの街ピーブルズも水であふれかえっていた。

川沿いの公園は見るかげもなく、ラグビーのフィールドは水面下、牧場では孤島となった陸地に取り残された羊を救出する作業。酪農家たちはボートを出してのレスキュー。川沿いの家ではすでに軒下まで水がきている。しかし、何よりも私が驚いたのは、こういう事態になっているにもかかわらず、警察、レスキュー隊のパトロールや指示が一切ないことだ。ツィード川にかかる橋の中には古い橋もある。なお雪混じりの雨が降っているにもかかわらず、通行止めにしたり、見回りに出動したりということが必要ではないかと思うのだが・・・。ここでは、自主的に危険や被害を防がないといけないのか・・・?

しかし、周りの人たちものんきそうに見えた。私は先日の津波のこともあるので、結構恐れている。このまま雨が続くと、私たちも避難などの事態になりかねないので、非常食と水を準備する私であった。これ以上雨が降りませんように。(あき@スコットランド)

●関連ブログ ダブリンは平気です(nasastar@アイルランド)
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